もともと貸さなきゃよかったのに

ー　山本一郎はカネを返せ！
ー　人を騙すのは、もうやめろ！

こうやって東京地裁正門前でデモ行進をしたのは中国人でした。

「104万円預けたら9ヵ月後に180万円」
「456万円預けたら9ヵ月後に900万円」

といううまい話を信じて、山本太郎にお金を預けたのです。

山本一郎といえば、1995年に投資家から約350億円を集め
詐欺罪で起訴された男です。

懲役8年の服役ののちに、性懲りも無く
「競球」というカジノ事業を考案して、お金を集めたんですね。

今回のそれは100億円！

目ん玉飛び出しそうな金額、というより想像がつきません。

なんでみんな騙されたかというと
金利の高さと、口のうまさと、眼の前に積まれる札束、だそうです。

この男に貸したら、儲かる、と思ったんでしょうか。

預けたお金は平均で500万円。
なかには、3億円も騙された上海在住の中国人も。

当の山本太郎という男は、76歳になっても
「詐欺ではないし、大半の会員は私を信じ、待っていてくれている」
とうそぶいているそうです。

集まった資金が約100億円というのですから
すごいですよね。

でも、今年の１月に強盗にあって、2億5,000万円を強奪された
そのために事業に支障が生じ、返済計画が遅れている、と言ってるそうです。

この事業はネズミ講と違って、事業のために必要なお金を
貸して、うまくいったらそこから金利を「お返し」する、といったもの。

それを信じるか，信じないか。

わたしだったら、虎の子のへそくりをそんな怪しげなものに
つぎ込む勇気はないですね。

人にお金を貸して、帰ってこない、と騒ぐ人を見ると
それじゃ、もともと貸さなきゃよかったのに、と思います。
　　　　　

タグ：返済 山本一郎 100億円

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