「そして誰もいなくなった・第二夜」 昆布とネズミ・・・

「そして誰もいなくなった・第二夜」
続きを楽しみに見ました・・・

７人目が医者で冬の海の中で見つかり
８人目が元刑事で熊の置物による撲殺。

あと二人残ったのが元軍人のギバちゃんと
元水泳金メダルの仲間由紀恵さん。

聞くところによると
罪が重いものが最後まで残って恐怖を味わう
という趣旨だそうです。

ギバちゃんはそれほど悪くないと思うけど
なぜか、最後から２番目に殺されます。

仲間由紀恵さんも悪くないのに・・・と
思っていたら、やっぱり秘密が。

それが、男と遺産相続がらみで
故意にあの子を見殺しにしたらしい。

最低な動機です。

だから、最後に残って一番恐怖を味わい
残った相手を殺し、自分も死ぬ。

しかも、そこにまだ誰かいたという１番の恐怖の中で。

ここまでは極上のサスペンスの
孤島での密室殺人（厳密には戸外もあるけど）でした。

ところが、刑事たちが現れると
その緊張感がすっかりなくなってしまいました。

特に、謎解きをするあの刑事役
動きが不自然。

シャーロックホームズ並みに頭がいいのはわかるけど
機械的な動きがコミックすぎて。

しかも、犯人を見抜くのはいいんだけど
仕掛けが・・・昆布って。

たった３、4日で昆布が綺麗に食べられてるのがね。

この犯罪は、ネズミ頼みだったんですが
ちょっと、これ、どうかなと。

末期癌なのに、海辺に出て撲殺したり
海に投げ入れたり、誰にも気付かれず
そんな殺しかたが出来る体力があるってのも。

あと、第一夜でも引っかかってた
階下で殺された判事の死体を上に運んだのが女医って？

でも、真相を知って納得。

ドクターが外に出て行ったのも
騙されて行ったんでしょうね・・・。

それぞれを殺すところや
兵隊さんのトリックのところも
見せて欲しかった。

でも、最後の一人芝居は
渡瀬恒彦の独壇場でした。

いつも正義の味方を演じてきた渡瀬恒彦が
最後の最後にサイコパスの役。

主人公は仲間由紀恵ではなく、渡瀬恒彦でしたね。

　　　　　

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