SSブログ

おっかあと2人でいる気持ち [巷のニュース]

宮城県南三陸町の自宅が津波で流された72才の大工さんが
新居を建てたそうです。

「洗濯物がすぐ乾くような日当たりの良い家がいい」

見合いで一目ぼれした奥さんがそう言っていたから。

「恥ずかしくてプレゼントなどしたことがなかったけれど
朝から晩まで日が当たる家にしたから、早く戻ってきてくれ」

大工さんだから、無口で、仕事一筋で
奥さんにねぎらいの言葉もかけたことなかったんでしょうね。

しかし、肝心の奥さんは・・・あれから行方不明のまま。

・・・あの日の朝、隣の気仙沼市へ仕事に行き
大きな揺れに襲われ、橋が崩落して自宅に戻れなかった。

翌日たどり着くと、家はがれきの山で、妻は見つからなかった。

畑で見つけた妻の農作業帽と虫よけめがね。
それを骨壺に入れて葬儀を済ませた。

仮設住宅に入ると慣れない家事で失敗ばかり。
夜は人に聞かれないように、布団をかぶって泣いた・・・。



そんな5年間を経て、愛しい奥さんのために
丘の上に2階建ての木造住宅が完成しました。

今春から長男夫婦と孫との4人暮らし。

奥さんが望んでいた、陽当たりのいい部屋に仏壇をおいて
「おっかあと2人でいる気持ちになって落ち着くんだ。
仏壇に家内だと思って声をかけるよ」

純情なお父さん、切ないですね。

うちの夫も、わたしがいきなり消えてしまったら
これくらい思ってくれるだろうか・・・?


      今日もチリツモ応援お願いします。⇒ ⇒ ⇒にほんブログ村 その他生活ブログ へそくり・タンス預金へにほんブログ村 主婦日記ブログ 50代主婦へ
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。